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野中 敏希さんNONAKA, Toshiki情報・通信工学科 4年

留学期間:2015年8月~2016年5月

オクラホマ大学に1年間の交換留学

私はアメリカのオクラホマ大学に学部3年後期から1年間留学しました。留学の主な動機は、この機会を逃すと在学中の長期留学が難しいこと、アメリカの情報工学に触れたいこと、英語力の向上を図ることの3つでした。

勉強について

電気通信大学と異なり、一つの科目の授業が週に数回あります。そのため、授業の進むペースが非常に速く、予習・復習をきちんとしないとついていけません。特に私が履修したスペイン語の授業は、週に5回もあり、毎回宿題が課されるなどとてもハードでした。しかし、どの授業も頑張った分だけ確実に身に付いたと思います。なお、宿題のレポート作成などで困ったことがあれば、ライティングセンターに行くと、オクラホマ大学の学生が添削やアドバイスをしてくれます。

イベントや日本語クラブへの参加

学内では毎日のようにイベント(軽食が提供されます)が企画されていますので、そのようなイベントに参加するとすぐに友達ができます。学生は非常にフレンドリーなため、自分から話しかけると知らない人同士でもすぐに仲良くなれます。キャンパスの北側にはバーやクラブがあり、週末にはほとんどの学生が遊びに行きます。

私は週に2回、日本文化や日本語に興味のある学生が集まる日本語クラブに参加し、日本語を教えたり、日本の文化についてプレゼンをするなどして交流を深めました。オクラホマ大学には日本語学科もありますので、日本に興味を持つ学生も少なくありません。

治安について

大学周辺は非常に安全でした。道に迷っていると誰かが声をかけてくれるほど、親切な人が多いです。自分自身は一度もトラブルには巻き込まれませんでしたが、やはり十分気を付けたほうがいいと思います。

人生の節目となった交換留学

まず、今回の留学経験は私の人生の大きな節目となったことは間違いありません。私はこの留学でたくさんのことを得ることができたと考えています。いくつか具体的に挙げると、英語に対する意識が変わったこと、日本に興味を持ったこと、やりたいことを見つけたこと、自分と向き合ったこと等です。

まず英語に関しては、当然話す機会が多くなるのでそれに伴う変化です。英語に対して身構えることがほとんどなくなりました。次に、いろいろな国の文化に触れたことで、逆に日本について考えさせられる機会が増え、日本の将来についても考えるようになりました。また、アメリカでの留学後、中南米を旅行した時に、私は世界の貧困問題に取り組みたいと本気で考えるようになりました。その手段として世界の教育水準の向上に貢献したいと考えています。そして、私はいろいろな文化を持つ人たちに触れたことで考え方が変わり、いままでは事前に考えすぎていてできなかった「やりたいことをやる」という当たり前のことをすることにしました。

反省点はたくさんあります。一番の反省点はもっとたくさんの経験をするべきだったということです。

留学は早ければ早いほどいい

250-20170619-fig2.jpg留学という経験は学生時代にしかできないことですし、する価値のあるものだと思います。留学をして積極的に行動を起こせば必ず何かを見つけられると私は思います。しかも時期は早ければ早いほどいいです。私は留学から帰国し3年の後期から講義の受講を再開しましたが、就職活動開始まで半年、院試まで一年と、もう時間がありません。私は留学前、あまり真面目な学生ではなかったので、自分のやりたいことのできる研究室や企業に行くためには勉強をしなければいけません。このように、やりたいことを見つけてもそのために準備期間が必要になることが多くあると思います。そのため、したいと考えたらすぐに行動を起こすということをお勧めします。

作成日:2017年6月19日 / 更新日:2017年6月19日

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