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オーストラリア・ウーロンゴン大学 N.Y.さんⅡ類 2年生

留学期間:2025年2月22日~3月29日
国・地域:オーストラリア
留学先大学・機関:ウーロンゴン大学

留学に関心があるけれど、金銭的な面や不安があるという方へ!

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 迷っているのであれば、ぜひ参加することをお勧めします。私自身、留学を悩んでいた時期がありましたが、実際に留学してみると、その経験は非常に充実していて、あの時間が夢だったのではないかと思うほどです。語学力に不安がある方も多いかもしれませんが、私も留学前は「自分の語学力で現地で生活できるだろうか?」と心配でした。しかし、現地で積極的に英語を使うことで、自然と英語で会話する抵抗感が減り、自信がついてきます。日常生活で英語がうまく理解できなかったり、言いたいことをうまく表現できない経験もたくさんしましたが、帰国する頃には確実に自分が成長しているのを感じました。迷っているなら、ぜひ一歩踏み出してみてください。留学は人生において本当に貴重な経験になるはずです。

語学授業

 受講した授業は、異文化理解やリスニング・スピーキングスキルの向上を目的としたものでした。具体的には、YouTubeなどの動画を使ってオーストラリアの文化について学んだり、冠詞などの文法を扱う授業、ゲームを中心の授業などがあり、担当の先生によってさまざまでした。レベル別にクラスが編成されていたため、全体的に難易度は適切だったと思います。ただし、集団授業の特性上、時には簡単すぎると感じることもありました。特に印象に残っているのは、クラスメートの大半が日本人だったことです。時期的に日本人の参加者が多いことは予想していましたが、全クラスを通して日本人以外の学生がごく少数だった点には驚きました。

ホームステイと日常生活

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 ホストファミリーとは、日常的にお互いの出来事を話し合う機会が多く、自然と打ち解けることができたように思います。日常表現や文化の違いについて多くを学ぶことができました。週末にはホストファミリーと出かけることが多く、ブルーマウンテンやブッシュウォークなど、オーストラリアならではの自然を体験することができました。現地の人々と一緒に過ごす時間はとても貴重で、文化や習慣について深く学ぶ機会となりました。印象的だったのは、ホストファミリーが家の中では靴を履かず、庭や屋外でも裸足で歩くことが多く、裸足で生活していたことです。特にブッシュウォークに出かけた際に、ホストファザーが裸足のまま歩いていたことには驚きました(ブッシュウォークの際、ホストファザー以外は靴を履いてました)。物価は高かったですが、ホストファミリーがとても親切だったことによって、生活面での不自由はあまりありませんでした。

 

 

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 放課後は、大学のアクティビティで知り合った友人たちと出かけることが多くありました。シドニーやウーロンゴンセントラルに足を運び、買い物をしたり、一緒に食事を楽しんだりしました。授業以外の時間でも英語を使う機会があり、友人との交流を通して自然な表現を学ぶことができました。食事や治安に関しても特に問題はなく、安心して日常生活を送ることができました。

留学を通じて…

 今回の留学を通して、まず感じたのは自分自身の視野の狭さでした。私は「海外=危険」という先入観を持っていましたが、実際にオーストラリアに行ってみると、その印象は大きく変わりました。オーストラリアは世界的にも治安の良い国のひとつであり、私自身がトラブルに巻き込まれることはもちろん、周囲の人々の間でも大きな問題が起こることはありませんでした。

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 留学中、さまざまな面で文化の違いを感じる機会がありました。その中で特に印象に残っているのは、「ルール」に対する考え方の違いです。日本では多くの人がルールに忠実であることが良いとされており、私自身もそれは素晴らしい点だと思っています。しかし、オーストラリアでの生活を通して、必ずしも厳密にルールを守ることが必ずしも最善とは限らず、時にはその場の状況に応じた柔軟さも大切なのだということを学びました。例えば、年配の方がバスに乗るの時に、その方が歩く距離を少しでも短くするために、正式なバス停の少し手前でバスを止めていたことがありました。また、走ってバスに向かっている人がいれば、出発時刻を過ぎても発車せずに待ってくれる場面もよくありました。

 このように留学を通して他国の文化や価値観に触れることで、自分自身がこれまで当たり前だと思っていた考え方を見つめ直す機会にもなりました。海外の生活や人々の行動から学ぶことは本当に多く、留学の大きな魅力の一つだと思います。

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改善点

 プログラムの改善点として、同じ授業料を払っているため、授業の内容はおおまかに同じにしてほしいと感じました。というのも、授業にアボリジニの文化について学ぶ機会がありました。他のクラスはアボリジナルアートを実際に作る授業があったのですが、私のクラスは授業進度が遅かったために行われませんでした。また、プログラムのパンフレットには様々な国からきた学生とともに英語の授業を受けるとの記載がありましたが、蓋を開けてみると日本人ばかりという点にも不満がありました。時期的な問題もありますが、まさかほぼすべての語学留学にきた学生が日本人であるとは思わなかったです。
 
※コーディネーター注記。日本の大学の休暇期間は、諸外国では授業期間であることが多く、諸外国からの参加者は少なくなりがちです。結果的に特定シーズンにおいて授業参加者の日本人比率が高くなりがちという現実があります。運不運もありますが、残念ながら自分の配属されたクラスが全員日本人となる可能性はあり得ます。課題としては十分に承知していますが、対応の難しい問題となっています。
 

もっと詳しくは…

報告書にもっと詳しい情報が掲載されています!
 
ぜひご覧ください!

作成日:2025年5月29日 / 更新日:2025年5月31日

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