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福島 稜規さんFUKUSHIMA, Takanori総合情報学専攻・修士2年

留学期間:2016年8月~12月

アメリカ オクラホマ大学に留学170418-002.jpg
私は2016年8月~12月までの半年間、修士2年次在学中に、アメリカのオクラホマ大学に交換留学しました。留学の主な動機は、将来、グローバル社会で生き抜く力を身に付けたかったことと、電気通信大学では勉強することが難しい自分の研究テーマに関連する「健康科学」分野の勉強をしたかったためです。また、ずっと憧れていたアメリカのエンターテイメントを肌で感じたかったというのも理由の一つです。

交換留学への準備
留学を本格的に考え始めた時期は、学部を卒業する時でした。多くの友人が社会人として新たなステップに進む姿を見て、自分も大学院で研究するだけではなく、何か違うことにもチャレンジしたいと思ったことがきっかけです。

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国際交流センターに相談をしたところ、交換留学にはTOEFLのスコアが必要だと知り、4月からすぐに英語の勉強を始めました。講義・研究で多忙な中、教授・部活の後輩との勉強会、学内のTOEFL対策セミナー、帰宅後の自習と、時間を出来るだけ使って勉強しましたが、期日の9月の時点では目標スコアにわずか2点足りず、希望していた1月からの交換留学を断念しなければなりませんでした。しかし、オクラホマ大学で語学留学ができることを知り、奨学金が通ったこともあり、1月から思い切って語学留学を開始することにしました。TOEFLのスコアも8月開始の交換留学には間に合わせることが出来ました。

宿舎について
最初の4か月は新入生と留学生宿舎の相部屋に一緒に住み、夏休みの間は学外のアパート、最後の4か月は友人3人と一緒にアパートをシェアして住みました。  

正直に話しますと、最初と最後の4か月は問題ばかりでした(笑)。最初のルームメイトのペルー人は、毎晩深夜2時頃に帰宅し、寝ている私は電気や音で起こされます。私を含め、日本人はこのような時に強く言うことが苦手ですが、ほのめかす様な態度、言動では、伝わりません。しっかりと話し合いお互いの妥協点を見つけていく他ありません。その後、そのルームメイトとはとても仲良くなり、その影響もあって、夏休みには2ヶ月も南米を旅行しました。

授業について170418-003.jpg
授業は、コンピュータサイエンス、健康科学、英語、スポーツの講義を履修しました。どの講義も活気があり、学内は勉強に集中しやすい環境が整っています。

アメリカの大学生は、新入生の時はあまり勉強ができる印象はありませんが、4年間のカリキュラムがハードなため、日本の学生が追い越されるのも納得するくらい勉強しています。図書館はいつも勉強する学生でいっぱいです。

留学中の就職活動で内定獲得
留学中に、アメリカで行われた留学生向けのキャリアフォーラムに参加し、第一希望の日本企業から内定をいただくことが出来ました。もちろん事前準備はしましたが、実質的な就職活動は3日間で終了しました。例年このフォーラムには有数の日本企業、外資系企業が参加しています。それだけ留学をしている学生を企業が欲しているのだと思います。

留学を通じた自分の成長
1年間の留学を通して得られた経験は、確実に自分自身を成長させてくれたと思います。英語が上手く伝わらないことや、価値観の違いによるルームメイトとの喧嘩など、楽しいことばかりではありませんでしたが、当たり前の一言で片づけずに、物事を様々な視点から考えられるようになりました。また、異文化に触れることで、日本人としての自覚やプライドが強くなり、もっと大きな舞台で活躍したいという気持ちが強くなりました。

留学を考えている学生のみなさんへ170418-004.jpg
「留学してみたいなぁ」と漠然と考えている方は結構多いと思います。私も最初は、その程度の想いでした。また、留学は難しい、お金がかかる、など、様々な理由で迷っている人が多いと思います。しかし、留学するまでに超えるべき壁は、みなさんの想像以上に少ないです。学内外で留学に対する奨学金も充実しています。とにかく、大学の留学相談窓口に相談してみることで、一気に身近に感じることができ、自分が留学するまでにしなくてはいけないことが明確にわかります。

 

作成日:2017年4月18日 / 更新日:2017年4月18日

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