台湾 淡江大学 宮部祥平さんMIYABE ShoheiⅢ類・物理工学専攻 3年
台湾留学? 半導体と中国語
台湾留学の動機は、半導体に興味があり、世界で活躍できる半導体エンジニアを目指したく、そのために英語はもちろん、半導体は台湾のTSMCや中国でシェアが大きいので、中国語を習得することと半導体関連、プログラミング関連の勉強を集中できる環境で留学を行いたかったからです。また台湾は親日国家であり、治安も日本と同等に良いのでそれも台湾に決めた理由となります。本来は台北国立大学へ留学したかったのですがTOEICの点数が足りず、淡江大学に留学することになりました。結果的には淡江大学で十分目的は達成できたので良かったです。
中国語を学びたい方へ!
中国語を学びたくて中国か台湾で迷っている方は日中関係的に台湾もお勧めします。台湾で使われている中国語は繁体字ですが、文法はほぼ北京語(最もオーソドックスな中国語)なので将来的に中国へ出張したり中国人と仕事をする場合でもしっかり身につけていれば問題ないと思います。(自分自身は中国に行ったことがないのであくまで参考程度でお願いいたします)
台湾留学を終えて…
台湾留学を終えて、正直楽しいことばかりではなく、ストレスを感じることもありました。最初の方は旅行気分でなにもかも初めてで新鮮でした。初日にルームメイトのみんなと食べた小籠包の味は今でも覚えています。しかし慣れてくるとどうしても日本にいるときと比較してしまい少しホームシック気味になりました。例えば、寝るとき外の音がうるさかったりベッドが畳ぐらい硬かったり、食事があまり口に合わなかったりなどがありました。しかし留学しに来たならば何か成し遂げなければならないと思い、ひたすら勉強しました。
毎日図書館の自習室へ行き、英語、中国語、物理、学校の授業の科目を勉強しました。それを乗り越えて今、異国の地に身を置いて学問に集中した経験は強い忍耐力、やり通す力に繋がりました。これは4年生から行う研究で活きると信じています。日本では当たり前のことが世界では当たり前ではないことを身をもって実感し、自分がいま置かれている環境に感謝し、より技術で世の中に貢献したいと思いました。そのためにこれからもしっかりと世界で活躍できる優秀な技術者になるために自分に必要な知識をどんどん吸収していきたいです。
また、留学先を台湾に選んで結果的に良かったと思いました。とにかく治安がよく、親日国家であるため迫害や差別されることもなかったです。また日本とは異なる点がいくつかあるとはいえ、世界的に見たら暮らしやすい方でありました。
反省点としては何か部活動やサークルに入ってもよかったかなとは思いました。ほかの学生と交流す機会は授業か寮のイベントの時ぐらいで、毎日は中国語や英語をだれかと会話してはいませんでした。まあしかし、後悔はせず終わり良ければ総て良しということで語学は日本でもできるので引き続き頑張りたいです。
淡江大学男子学生寮
大学の男子寮である淡江学園(男性4人部屋)はかなり古く、壁が薄くて大通りに近いので深夜もうるさめです。家賃が月2万円でかなり安めです。基本的にトイレにはウォシュレットはありません。トイレットペーパーは水に流せません。寮も賃貸マンションも基本的にバスタブはありません。水道水は飲めません。夏はゴキブリがかなりいます。潔癖症、睡眠で音にストレスを感じる方はやめたほうがいいです。
(コーディネーター注:学生寮以外にも住むことは可能です。ただ、家賃は学生寮よりはお高くなります)
もっと詳しくは…
報告書にはもっと詳しい情報があります!
作成日:2025年6月30日 / 更新日:2025年7月 1日