ウーロンゴン大学 L.Y.さんI類・3年
費用や時期の葛藤を乗り越え、大学院進学前の好機に留学を決意
本プログラムを知ったのは、先に参加した友人から話を聞いたことがきっかけだった。参加を決めた主な理由は、海外の環境を実際に体験したいという気持ちと、英語漬けの環境に身を置くことで、特にリスニング・スピーキングを中心とした語学力を伸ばしたいという思いからだった。
一方で、参加を迷い続けた理由として、費用と拘束時間の大きさがあり、1年生の頃から気になりながらも踏み切れずにいた。しかし、大学院進学を決めていたため、4年生になる前のこの春休みであれば就職活動に追われることなく、時間を有効に使えると考え、参加を決意した。
オーストラリアを学ぶ実践的な授業と、主体的に広げた国際交流の輪
授業はオーストラリアの地理や「Aussie English(オーストラリア英語)」、先住民の伝統食、環境問題などをテーマに、スピーキング、リーディング、ライティングを幅広く練習する形式だった。グループワークが中心で、クラス内で英語を話す機会が多く設けられていた。また、エッセイやホストファミリーへの質問といった宿題も課された。平日8:30〜12:30の授業は平易で、教師も親切だった。ただ、ホームステイ先からの通学は、毎朝7時のバスで1時間以上かかったため、最初の一週間、眠気と乗り物酔いで苦労した。
クラスメートは全員日本人だった。協力し合えて心強かった反面、多国籍な交流を望む気持ちもあった。そこで放課後は、自ら国際交流やボードゲームのサークル、大学主催のグループに積極的に参加した。拙い会話ながらも、授業とは異なる実践的な場で様々な国の留学生と英語で意思疎通を図る経験ができた。週末は仲間とシドニーのオペラハウスや近隣のビーチを訪れて大自然を満喫した。また、ホストマザーが車で近隣の美しい景色を案内してくれるなど、充実した自由時間を過ごした。
ホストファミリーとの温かい交流と、私生活で磨かれた実用的な英語力
ホームステイ先は、留学生の受け入れ経験が豊富なホストマザーと、イランからのルームメイトとの3人暮らしだった。学校の課題をきっかけに日常的な会話の機会が増え、放課後や夕食時にも会話が弾んだ。おかげで生活面での不自由はほとんどなく、楽しみながらリスニングやスピーキングの能力を自然と鍛えることができた。![]()
さらに、早寝早起きの生活リズムが整い、生活習慣が大きく改善されたことも予期せぬ収穫だった。物価は日本より高く感じたものの、治安は概ね良好で、終始不安なく快適に過ごすことができた。
英語への心理的ハードルの低下を、今後の研究や就職活動の原動力に
3週間という短期間の集中した環境を通じ、渡航前と比べてリスニング力が明らかに向上した。また、実践的な場面を重ねたことでスピーキングへの抵抗感が大幅に低下し、自分の意思を伝える自信がついた。それ以上に、現地の人々が「赤の他人」という概念がないかのように自然に声をかけ合うフレンドリーさに触れ、自ら動く行動力と社交性が身についた。
この留学で培った英語への抵抗感のなさは、今後の卒業研究で英語の文献や論文を多数読む際の大きな強みになる。今後は高まったモチベーションを維持してTOEICの勉強に取り組み、身につけた自信やコミュニケーション能力を、インターンシップや就職活動の場でも積極的に発揮していきたい。
一歩を踏み出す勇気と積極性が、学びの可能性を無限に広げる
英語力に自信がなくても、授業は丁寧でホストファミリーも温かく迎えてくれるため、心配は不要だ。費用や時間の面で覚悟は必要だが、それ以上の経験と学びが得られることは間違いない。事前に基本的な語彙や表現を準備しておけば現地での交流がさらに深まり、生活にも余裕が生まれる。何より大切なのは一歩を踏み出す勇気と積極性であり、自らサークルやイベントに飛び込んでいくことで、得られる成果はどこまでも広がっていく。
作成日:2026年5月29日 / 更新日:2026年6月 2日





