FPT大学 篠原豪さんⅠ類・1年
きっかけは1枚のビラ、一歩を踏み出した理由
英語の授業で配られたビラをきっかけに短期留学の存在を知り、その後、図書館で開催されていた留学説明会でベトナムプログラムに出会いました。数ある選択肢の中からベトナムを選んだ理由は、他のプログラムに比べて費用が安価だったこと、そしてホームステイではなくホテル滞在だったため、海外経験の少ない自分にとって心理的な敷居が低かったからです。
一方で、参加を決めるまでは葛藤もありました。海外渡航に伴う手続きの煩雑さへの不安や、「ろくに英語も話せないのにいきなり海外に行って大丈夫だろうか」という強い不安を抱えていたからです。しかし、最終的には「今のタイミングこそが、留学に挑戦するのに最もふさわしい時期だ」と自分を奮い立たせ、思い切って出発する決断を下しました。
実践的な英語と、初めての動画編集
現地での授業は、午前と午後でアプローチが異なっていました。午前の授業では、英語の文法や単語の確認を行い、学んだ内容をもとにプレゼンテーションを繰り返しました。まさに「しっかりと英語を学んでいる」という充実感のある時間でした。対して午後の授業は、英語を用いたレクリエーションが中心で、ゲーム感覚で楽しみながら英語のコミュニケーションに慣れていく内容でした。
また、座学だけでなく、現地大学の学生たちに話しかけてインタビュー動画を作成するアクティビティもありました。また、ダナンにある有名な市場「ハンマーケット」に行き、値段交渉をする様子も動画にしました。値切るのが初めてでもうまくできるので、ぜひ挑戦してみてください。初対面の人に英語でインタビューするのは大変でしたが、人それぞれにある英語の話し方の「癖」に気づくなど、実践ならではの学びがありました。さらに、人生で初めて動画編集にも挑戦しました。この留学という機会がなければ一生経験しなかったかもしれない領域に触れられたことは、とても貴重な経験になりました。
大満足の観光地「バーナーヒルズ」、ベトナム料理を手軽に楽しむ
放課後や休日の自由時間で行ったダナンの観光地の中でも、特におすすめしたいのが「バーナーヒルズ」です。ここには世界一の長さを誇るロープウェイや、山の上に建つ広大な遊園地があり、一日中飽きずに楽しく過ごすことができます。なにより山の上に位置しているため、一年中暑いベトナムにおいて比較的涼しく、快適に観光を満喫できる絶好のスポットでした。
また、ダナンから南西約70㎞にある「ミーソン遺跡」も訪れました。チャンパ王国が4~13世紀に築いたヒンドゥー教の聖地で、かなり面白いです。ただし、とても暑いので、熱中症対策は必要です。
滞在中の放課後は、基本的に外食を中心に過ごしました。ベトナムは日本と比べて全体的に物価が安いため、お財布を気にすることなく十分においしい食事を堪能することができました。また、ベトナムは「バイク社会」というお国柄もあるせいか、日本以上にデリバリー文化が深く根付いています。お店に直接食べに行くのとほとんど変わらない手頃な価格で、多種多様なグルメをホテルにいながら注文して楽しむことができ、非常に快適な生活を送れました。
英語への抵抗感が消え、生まれた自信
正直に言うと、たった3週間の滞在で英語力が劇的に上達するとは思っていませんでした。そして、実際に英語力が大きく向上したとは感じていません。しかし、最も大きな変化は「英語を使用することへの抵抗感が弱まったこと」です。
現地の先生方は私たちが聞き取りやすいよう、非常に易しい英語を使ってくれます。そのため「自分でもしっかり聞き取れる、英語ができるかもしれない!」と思い込むことができ、それが自信へと繋がりました。また、毎日英語を使わざるを得ない環境に身を置くことで、英語を話すことへのためらいや恥じらいの気持ちが自然と薄れていきました。
学びへのモチベーションと、大学で勉強する意義の再発見
これまでは英語に対して苦手意識が強く、自発的に勉強するモチベーションをなかなか見出せずにいました。しかし、今回の留学体験を機に、これからはしっかりと腰を据えて英語学習に取り組んでみようと思っています。
また、留学先で他大学の学生たちと深く交流したことで、周囲の学ぶ姿勢に刺激を受け、自分自身の「大学での勉強の意義」を改めて実感させられました。この気づきを大切に、今後の大学での講義や研究にも、これまで以上に力を入れて頑張っていきたいと考えています。
迷っているなら、まずは一歩を踏み出してほしい
ベトナム留学で個人的に一番良かったと感じているのは、他大学の友人ができ、自分とは全く異なる専門分野を勉強している人たちと出会えたことです。現地ベトナムの人々の文化や価値観、考え方が自分と違うことはある程度予想していましたが、同じ日本から集まった学生同士であっても、大学が違うだけでこれほどまでに価値観や雰囲気が異なるのかと、強い衝撃を受けました。
日頃の学生生活では関わらないタイプの人と交流し、普段使わない能力を総動員させるため、語学以外の部分での刺激が本当に多いプログラムです。そのため、人によっては、留学自体が「合わない」と感じるかもしれません。しかし、もともと初対面の人と接するのが苦手だった私でさえ、これほど楽しんで帰ってくることができました。結局のところ、実際に行ってみなければ自分に合うかどうかは分かりません。
3週間という挑戦しやすい期間で、費用も比較的安く抑えられるベトナム留学は、最初のステップとして心からおすすめできます。「もし行ってみて楽しくなかったとしても、自分には合わないと分かったことが大きな収穫だ」というくらいの気楽なスタンスで構いません。迷っているなら、ぜひ一歩を踏み出してみてください!
作成日:2026年6月12日 / 更新日:2026年6月17日





