江藤 和子さんETO, Kazuko情報システム学研究科 社会知能情報学専攻 (博士後期課程3年)
オーストラリア留学体験記
私は、電気通信大学大学院に在籍し、仕事では看護学を教えています。私の人生の最終目標は、アフリカのHIV感染の予防のプログラムを作りたいと考えています。そのための一歩として、今回のオーストラリアへの留学を目指していました。
7月の下旬に出発し、4週間をブリスベンのUQ大学に、ホームステイしながら通いました。1週目は、英語の授業は何十年ぶりで、慣れるのが大変でした。授業は、9時から15時45分まで、金曜日だけが半日でした。午前中は、13時までが授業のためにお腹がすいてしまいます。クラスメートは、ブラジルのエンジニアデザイナーの30代の男性の方、台湾の20代の女性のナースの方、台湾のコンピュターの男性の方、サウジアラビアの女性の2名、中国の男性の1名の計8名でした。
中央が江藤さん
2週目には、学校にも慣れてきました。一番楽しいのは、クラスメート4人でランチを一緒に食べることです。お互い英語ができないなりに、単語と辞書を見ながらの会話です。お互いがわかろうとする気持ちが伝わり、その暖かさが私にとっては一番の宝物でした。
3週目の金曜日には、クラスメートと一緒に、私が作るお寿司パーティをしました。サーモンと白身のさかなをさばき、薄焼きたまごと海苔で巻き寿司やちらし寿司を作りました。みんながとても喜んでくれました。私も海外でこんなに楽しい経験ができるとは思っていませんでした。もっと英語が話せれば、もっと気持ちを表現できるのにと悔しい思いが忘れられません。ホームステイ先に戻る途中、オーストラリアの星がとても大きく輝いていました。クラスメートのチエリー(台湾の方)と一緒に手をつなぎ、日本の歌を歌いながら帰ってきました。こんな体験が出来たことを、電気通信大学大学院に入学し、国際交流センターに関る皆さんのおかげです。そして家族に感謝です。
この4週間の留学で、私が得たことは、異文化に触れ、どこの国の人でも、一生懸命に頑張れば、人の暖かさをいっぱい感じることができることでした。ありがとうございました。
作成日:2010年12月24日 / 更新日:2011年11月28日