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電通大在学中の生活保険加入について

近年、本学留学生のケガ、病気による入院、あるいは、賃貸での火事や水漏れによる生活用品の損失や大家への賠償などのトラブルが増加しています。これらは、学業・研究活動の妨げなるだけでなく、不意の出費で経済的に困難にしています。そこで、 CIPEおよび国際課留学生交流係は、全留学生が生活総合保険に加入することを強く勧めております。特に、留学生の困難事態(トラブル・危機時)にCIPEおよび留学生係が対処するにための条件は、下記の指定する生活保険に加入していることです。保険に加入していない場合、CIPEおよび国際課留学生交流係は「トラブルの対応をしない」あるいは「手続き上できない」こともありますので、ご了承ください。

保険は保障内容によって種類が分かれています。表2.4に保険の種類とその補償内容例をあげます。いずれの種類も留学生の危機管理のために(トラブル対応のために)必要な保険ですので、セットとして全ての種類に加入してください。

表2.4:本学留学生の危機管理に必要な保険種類
保険種類 保障内容(例)
生命・医療保険 死亡や後遺障害の見舞金、手術費、入院費、一部の通院費など
火災・住宅保険 火災・浸水時の賠償責任、事故見舞金、家財盗難損害など
賠償保険 他人・他人の物品に対する賠償責任など
救援者保険 事故時の本人搬送費用、事故および事件時の本国の家族の来日のための費用、留学生本人が死亡したときの遺体搬送費、など

次に2つの生活総合保険のセットを紹介します。CIPEおよび国際課留学生交流係はいずれか一方のセットに加入することを強く勧めます。

生活保険選択1:電気通信大学生活協同組合共済および保険

電気通信大学生活協同組合では、学生総合共済保険(生命共済と火災共済)と学生賠償責任保険を取り扱っています。それら共済と保険は大学会館1階の大学生協事務局窓口にて随時加入可能です。大学生協組合の共済・保険に関して一覧表を表 2.5に示します。留学生の場合、さらに海外旅行保険(救援者保険部分)の加入が必須で、その手続きについては留学生生活指導担当者に問い合わせください。

表 2.5:電気通信大学生活協同組合の共済・保険など参考表
共済・保険名 契約タイプ 保険種類
(参照:表 2.4)
保険料
(掛け期間、注1
学生総合共済(生命共済) NG 生命・医療 11,400円(1年)
学生総合共済(火災共済)   火災・住宅 2,000円(1年)
学生賠償責任保険   賠償 1,420円(1年)
2,550円(2年)
3,670円(3年)
4,800円(4年)
救援者保険(海外旅行保険)   救援者 4,140円(1年)

注1: 共済・保険の種類によって、一回の契約期間が異なる。学生総合共済(生命共済)は1年ごとに更新。学生総合共済(火災共済)は年度(学校年)ごとに更新。学生賠償責任保険は最短卒業年度まで一括契約。救援者保険は最低1年から。
注2: 保障内容は対象によって異なるので、詳細は生協共済・保険の「加入案内」(英語版・中国語版あり)や保険証書を参照すること。

生活保険選択2:学生教育研究災害傷害保険、付帯賠償責任保険、付帯生活総合保険

大学での授業や研究中、課外活動中又は通学中に起きたケガについて適用される保険制度、学生教育研究災傷害保険(学研災)があります。学研災の付帯保険として、賠償責任保険(学内での賠償責任保険)、生活総合保険(学外での傷害と賠償責任、疾病、住宅火災などが含まれた総合保険)があります。表 2.6に一覧を示します。加入手続きは、新入生は入学手続きの際同時に行い、在学生は随時可能です。資料および申込用紙は学生課課外・厚生担当で扱っています。

表 2.6:学研災、学研災付帯保険の参考表
保険名 契約タイプ 保険種類
(参照:表 2.4)
保険料
(掛け期間、注1
学生教育研究災学傷害保険(学研災) 理工系学生向け 大学内・大学の活動で ・大学までの通学時での怪我のみ 1,200円(1年)
2,100円(2年)
3,050円(3年)
3,900円(4年)
学研災付帯賠償責任保険
(学研災付帯学研賠)
理工系学生向け 大学内・大学の活動で ・大学までの通学時 の賠償 340円(1年)
680円(2年)
1,020円(3年)
1,360円(4年)
学研災付帯学生総合生活保険 タイプF(注2 生命・医療、
火災・住宅、賠償、 救援者保険
13,440円(1年)
23,490円(2年)
33,580円(3年)
43,650円(4年)

 
注1:加入期間は、最短卒業年度末まで一括払い。
注2:すでにアパートの賃貸で火災保険に入っている場合、火災保険を除くことができ(タイプE)、保険料はこれより安価になる。大学が賃貸の保証人となる「留学生住宅保障制度」はここでの火災保険あるいは賠償保険とは認めない。

医療費の自己負担率、参考資料

怪我や疾病で通院の場合での医療費の自己負担率は、国民健康保険やその他の生活保険に加入しているかどうかで違いがあります。表2.7に医療費が高額にならない通院での自己負担率を示します。大学が勧める生活保険に加入することで、保険がカバーするため最終的に医療費の自己負担が30%以下になるメリットがあります。なお、入院など医療費が高額になった場合は、表2.7の数値とは異なります。また、入院時の雑費や特別な治療は国民健康保険の対象外となるため、すべて自己負担分(あるいは生活保険で給付分)の割合が 100%となります。

表2.7:怪我や病気で通院した場合の医療費の自己負担率参考表
区分 国民健康保険から
給付される分
その他の保険から給付される分(例) 自己負担分
国民健康保険と
本学指定の生活保険の加入者
70%
  • 一律 2,000円(大学生協、ただし5日以上の怪我の通院で)
  • 70%(学研災付帯)
0〜30%
国民健康保険のみの
加入者
70% 0% 30%
国民健康保険の
未加入者
0% 0% 100%

 

作成日:2009年11月15日 / 更新日:2019年3月 4日